ラブライバーのためのアイマス概論Ⅰ 第1回「アイマスってなんだろう」

はじめに

最近異次元フェスの当選発表もあり、いよいよ本格的にアイマスについて予習したいと思っているラブライバーの皆さんこんにちは。

実際にアイマスって何から触れたら良いのか全く分からないですよね。アニメ、楽曲、キャラクター、どれをとっても量が多すぎて何が何だか分からないという方も多いと思います。

そのようなラブライバーの皆様の立場に立って、少しでもアイドルマスターの魅力をお伝えすることができればと思っています。

大学の講義風に何回かに分けてなるべく短い文量で説明したいと思うので、興味を持っていただければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

アイマスのアイドルはなんと総勢300人以上!今もなお増え続けています。

 

ラブライバーから見たアイマスのイメージ

ラブライバーの皆さんがアイドルマスターに抱くイメージって、どんなものでしょうか?

  • 人数が多すぎる総勢300人以上
  • 入口が分からない
  • サブスクがない(現在は解禁済み)
  • UOがライブで使える

ざっとこんな感じですかね。実は私も中学3年の頃から大学2年の初めまでラブライバーをしていたので、アイマスについてちょうどこんなイメージを持っていました。

(👆なぜラブライバーからアイマスPに転身したのかが書かれたブログです)

これについて、今回は前半の2つについて解説していきたいと思います。

人数が多すぎる

ラブライブは1グループ9人(最近は崩されている)が基本ですよね。それに対し、アイドルマスターは1ブランド*1が抱える人数がとても多いです。

μ's的な立ち位置の初代アイドルマスター765プロオールスターズ)のメンバーは基本13人と1番少ないですが、次発ブランドである「シンデレラガールズ」のアイドル総数は200人近くととても多いです。

765プロオールスターズの13人、過去にアニサマでμ'sと共演したことも

それだけ人数が多いと、やはり「全員分かるの?」とか「全員に出番があるの?」といった声が多く上がると思います。実はそこがアイマスの良いところだったりします。

まぁこれだけアイドルの数が多いのはシンデレラガールズだけで、他のブランドでは最高でも50人くらいなので覚えられはします。ただ、全員追い切れるかというとそれはかなり難しいですね。

全員追いきれなければ意味がないと思う方もいると思いますが、アイマス自分(プロデューサー)と担当アイドルの対話に重きを置くゲームなので、変な話、全員を追う必要がないわけです。もともとゲームから派生した作品なので。

それでもその感覚が分からないという方には、レストランに例えると分かりやすいかなと思います。

ラブライブ!コース料理です。コース料理は料理人の方が「この順番に食べてほしい」という意図の元、順番に料理が出されます。アニメがストーリーの心臓となっているラブライブ!ではキャラクターに触れる順番がある程度決められており、RPGのように物語を進めていくにつれて部員を増やしていき、「ラブライブ出場」というラスボスを倒す。という大筋のストーリーを作者からコース料理として提供されていると思います。

それに対しアイマスビュッフェ形式です。料理がズラーッと並んでいて、野菜を取るもよし、お肉を取るのもよし、スイーツから食べるのもよしと、順番は我々に全て委ねられています。そこで私たちは口に合いそうな料理を皿に乗せ、自席で食べてからまた新しい料理をよそりに行くわけです。食べる順番によって料理の味わいが変わってきたりするのもビュッフェ形式の見どころだと思います。このようにビュッフェ形式のような分岐型ゲームシナリオから派生したアイマスをアニメ化しようとすると、1話からアイドルがズラーッと出てきてこんがらがるんですよね。(その後にしっかりと1人1人について深堀していくのがアニマスの良いところなのですが)

ラブライバーの人は、この””コース料理””に慣れているため、作者からアイマスの「食べる順番」を教えてもらえず困っている人が多いようです。また、アニメラブライブの感覚でアニメアイドルマスターを見ると、ビュッフェ形式のようなアニメに困惑するというわけです。

www.youtube.com

(👆アニマスを見てくれるという人は、無理に1度にキャラの名前を覚えようとしなくても良いと思います)

また、先ほど「出番がないのが良い」という風に書きましたが、アイマスの世界ではアイドル全員が全員平等に出番が与えられているわけではありません。彼女らは事務所に所属しているプロのアイドルであり、担当プロデューサーのあなたがアイドルのために仕事を持ってこなければいけません

そこで、アイマスでは投票企画が多く取り入れられています。中には声が無いアイドルもいて、投票結果によっては声が付くといった事もあり、本当に担当アイドルと二人三脚で物語を作っていく体験ができるわけです。(スクフェス転入生の投票でエマと彼方としずくが虹ヶ咲に加わったのと同じ感じですね)

今年のシンデレラガールはイヴちゃんに決定し、見事ボイスを勝ち取りました

入口が分からない

これは先ほども述べたように、「ビュッフェ形式」がゆえの悩みだと思います。アイドルマスターではキャラクターがフィーチャリングされるメディアとして

  • ゲーム
  • 楽曲
  • 漫画
  • アニメ
  • ドラマCD
  • ライブ映像

など、多岐にわたると思います。そもそも自分が何のブランドに向いているのかという話がありますが、それは次回にとっておくとして、それぞれの良さについて説明していきましょう。

ゲーム

先述した通り、アイマスアーケードゲームから派生した作品であり、ゲームがアイマスの心臓とも言える部分なのは間違いないです。

とはいえ、現存するアイマスPで初代の筐体のシナリオに触れた人はほとんどいないと思うので、気になったブランドの気になったアプリゲームを遊んでいただくと良いと思います。

大半のゲームがリズムゲームで、シャイニーカラーズ*2のアプリゲームのみ育成形式のノベルゲームになっています。

リズムゲームからは楽曲を、ゲームシナリオからはアイマスならではの雰囲気を味わうことができ、時間が無い人にも時間がある人にもおすすめです。

ここで気になったアイドルを作ることができれば、楽曲やアニメ、シナリオなど徐々に手を伸ばすことができます。

youtu.be

(僕がシャニマスを始める時に見たインゲンさんの動画、シャニマス以外にもアプリがたくさんある。)

楽曲

大半の人がここから入っていくのではないでしょうか。

アイマスでは楽曲の総数が1400曲近くを数え、きっと気に入る曲もあるはずです。

最初のうちは楽曲の背景を気にせず曲を楽しむ。キャラについて詳しくなったら背景も加味して楽しむという楽しみ方もできるわけです。

知っている声優さんが声を充てているキャラや、見た目が好きなキャラの楽曲から聴いていくなど楽しみ方は人それぞれ。私は作業用サビメドレー的な動画を流して、気になる楽曲をメモして聴き直すという方法で曲について詳しくなっていきました。

リズムゲームにはMVがある場合が多いので、良ければそちらも見ていただけると嬉しいです。

www.youtube.com

(MVや楽曲はアイドルマスター公式YouTubeに載っているのでぜひ見てみてください)

漫画

コミカライズと聞くと二番煎じのように聞こえるかもしれませんが、これも立派な入口の1つです。アイマスの漫画が良いところは、人数が多いにも関わらず全員にしっかりと出番が与えられていること。適材適所で各アイドルの良さというのがふんだんに盛り込まれているので、漫画が好きという方にはとてもおすすめです。

漫画ではアニメ以上に細かい描写ができるので、キャラの解像度が爆上がりします。

gekkansunday.net

(漫画に強いブランドと言えばミリオンライブでしょう。ラブライブにも負けない青春がそこにはあります。)

アニメ

例のラブライバー初見殺しのアニメです。1度に出てくるキャラの人数が多いのですが、無理に覚えなくて良いと思います。

アニメの感覚的には虹のアニメと同じで、1話にバッとアイドルが出てきて仕事をこなしていくうえでアイドル1人1人の葛藤を仲間やプロデューサーと一緒に乗り越えていくといった内容が大筋となっています。

アニメは大体1期のみ2クールなので一気に駆け抜けられると思います。(外伝もある)

ラブライブのアニメと大きく異なる点としては男性プロデューサーが出てくること。役割的には高咲侑と同じでアイドルの補助や助言を行ったりしています。アニガサキが好きな方には特におすすめです。

youtu.be

(先ほどは無印のアニメを貼ったのでシンデレラを。個人的には先に無印を見ておくとよいと思いますが、もちろんシンデレラも名作ですよ)

ドラマCD

これはよくCDを買ったらボーナストラックでついてくるアレです。もちろんサブスクで解禁されてはいないし、すべてのCDについているわけではないので聞きこむには相当お金が必要なので、アニメやゲームでハマった人はぜひ手を伸ばしてほしいです。

楽曲の解像度が上がるのはもちろんのこと、ライブにいるかのような臨場感を出してくれるMC風のボイスドラマもあるので、楽曲の楽しみ方の幅も増やしてくれることでしょう。

1か月借り放題の定額CDレンタルサブスクとかもあるのでぜひトライしてみては?

www.lantis.jp

(これはボイスドラマCDでも名作と言われるクルリウタ 聞きたい人音源貸しますよ)

ライブ映像

ここから入るという人はなかなかいるとは思えませんが、アイマスの声優さんがフェス系のライブに出演しているのを見たことがあるという人は多いと思います。

ライブを見ていただくとラブライブとの文化の違いというのがはっきりと分かると思います。(第3回くらいにライブ文化の違いについて書きたいと思っています)

お金に余裕がある人はぜひ円盤を、無いという人は公式のダイジェストをご覧ください。

(2023年2月に開催された伝説のアイマス5ブランド合同ライブの映像、実質のラブライブ!フェスである)

 

他にもパチンコなりドラマなりと入り口が多いのがアイマスの魅力。事務所を介して仕事をしているプロのアイドルと部活として自主的に活動しているスクールアイドルとではもともと趣旨が大きく異なるので困惑される方も多いと思いますが、やっぱりこの引き出しの多さこそがアイマスだと思います。

終わりに

下手くそな文章をここまで読んでいただきありがとうございました。

連続講義*3の記念すべき1回目は「アイマスってなんだろう」でした。ラブライバーの皆様には少しでも「アイマスってこういうものなんだ」というのを知っていただけると嬉しいと思います。

また、このような両者の交流を促す素晴らしい機会を公式が与えてくれたので、少しでもお互いのコンテンツを知るきっかけになれば良いなと思っています。

次の講義は「自分に合ったブランドの探し方」の予定で書いています。こちらもぜひ読んでくれると嬉しいです。

質問や疑問、修正点などはブログのコメント欄かXのリプライまでお願いします。

それでは次の講義まで..........

*1:アイマスではμ'sやAqoursなどのグループのことをブランドと呼びます

*2:通称「シャニマスアイドルマスターシリーズ5ブランド目で現存する最新のブランド

*3:偉そうに講義とか言ってるけどP歴1年の新人です